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よくあるご質問

よくあるご質問

初診ですが、予約は必要ですか?

受診には、予約は必要ではありません。混雑がお嫌でしたら月、水の午後外来(予約枠)診察をお勧めいたします。紹介状をお持ちの方も予約診察でも可能です。基本は、いつ来て頂いても診察はさせて頂きますのでご安心ください。事前に問診票をプリントアウトしてご記入のうえ、持参されると受付がスムーズです。詳しくはこちらをご覧ください。

近視は治るの?

近視とは、屈折異常のひとつで、眼に入ってきた光が網膜の手前で像を結ぶ状態で、ぼやけて見えます。
原因として…眼軸(眼の長さ)が長い場合(真性近視)と眼軸は正常でも、角膜・水晶体の屈折力が強い場合に起きます。仮性近視は、点眼薬で治療可能です。真性近視は、一般的には治療することは難しいですが、生活の質向上(眼鏡、コンタクトレンズフリーの生活)を目指し、オルソケラトロジーやLASIKという特殊な方法も普及しています。お子様の近視については、近視の進行を抑制する効果があるMCレンズを当院でも導入しました。近視の抑制は早期発見・早期抑制が大切ですので、気になる方はお早めに当院までご相談ください。

眼鏡は絶対に必要なの?

近視だからと言って、すぐに眼鏡をかける必要はありません。学童期であれば、黒板が見づらい時、大人の方であれば自動車を運転される方で、両眼で0.7以下の状態で不都合が生じているようなら眼鏡をかけてください。また…眼鏡は常にかける必要はなく、かけたり、外したりしても視力は悪くなりません(近視の度は進行しません)。使いたい時、必要に応じて使用すれば大丈夫です。

コンタクトレンズは何歳から使用可能なの?

中学生になると、ほとんどの子で可能だと考えます。コンタクトレンズの取り扱いや管理は大変なので、小学生の間は眼鏡をお勧めします。希望があれば、しっかりと相談、検査して親御さんも含め一緒に決めましょう。

老眼って何?

良く耳にする老眼とは…加齢により水晶体の弾性が失われ、眼の調節力が低下して近くが見づらくなる状態のことです。老眼の多くは個人差がありますが、40代半ばから徐々に症状が現れます。症状としては近くのものを見ると眼が疲れやすくなった、新聞を読んでいるといつの間にか遠くに離して読んでいるなどが起こります。老眼は誰にでもなりうる症状です。見えづらくなった時は我慢せずに、老眼鏡などで矯正すると良いでしょう。老眼鏡をかけることで、老眼が進行することはありません。また完全に予防することはできませんが、トレーニングとして遠くと近くを交互に見つめて眼のピントを合わせる力を高めるのが良いとされています。日常生活の中で、毎日続けることが大切です。

ドライアイって?

ドライアイは、涙の量が減少するばかりでは無く涙の質が悪化して、眼の表面が乾燥する病気です。重症になると、眼の表面に無数の傷ができ痛みだけでなく、視力が低下することもあります。近年、若い人でもパソコンやスマートフォンなどを長時間することで、眼が疲れやすい、眼に不快感を感じるという人が増えています。こういった疲れ眼などの原因としてドライアイがあります。
症状は、眼の疲れ、乾き、違和感、灼熱感、涙っぽいなどがあります。

治療法は?

①長時間のパソコンやスマートフォンなど、ドライアイの原因が分かっている人は、眼が疲れたら休んだり、室内が乾燥している場合は加湿器や濡れタオルを干すなどして保湿に注意し、普段の生活に少し気をつければ眼の乾きを軽くすることができます。
それでもドライアイの症状が治らない人には人工涙液や角膜保護剤、涙の質を改善させる点眼薬が必要になります。

②その他の治療法としては涙点(涙が鼻に抜ける出口)にプラグ(栓)をする方法もあります。

結膜炎って?

結膜炎と言っても、花粉などによるアレルギー反応、細菌、ウイルス、紫外線・摩擦などの物理的刺激が原因など多種にわたります。特徴として結膜(白眼)が赤くなり、めやにや涙が増え、かゆみやしょぼしょぼ感、ゴロゴロ感など不快な症状があらわれます。

結膜炎はうつるの?
伝染するものはウイルスによるものです。集団的に発生し、いわゆる“はやり目”(EKC)といわれるもので、めやにや涙がもとで接種伝染します。伝染性も非常に強いので感染予防がとても大切です。この病気に有効な点眼薬はありません。ウイルスに対する抵抗力をつけるため、休養を十分にとって体力をおとさないことが必要です。また、補助的に細菌感染を起こさないため、抗菌点眼薬や、炎症をおさえるためのステロイド点眼薬などを使用します。他の人にうつさないように十分注意しましょう。生活指導をしっかりさせて頂きます。眼が充血していて、めやにを自覚していたら、伝染性の結膜炎の可能性もありますので、眼科での診察を受け、医師の指示に従ってください。

飛蚊症って?

天気の良い日、白い壁などを見たとき、目の前に虫や糸くずなどの『浮遊物』が飛んでいるように見えることがあります。このような症状を飛蚊症と呼んでいます。視線を動かすと一緒について来て、まばたきをしても、目をこすっても消えませんが、暗い所では気にならなくなります。原因として、眼球の大部分は、水晶体よりも奥で網膜の手前にある硝子体(しょうしたい)と呼ばれるゼリー状の透明な物質がつまっています。ところがこの透明な物質に何らかの原因で濁りが生じると、その濁りの影が網膜にうつり、眼球の動きとともに揺れ動き、あたかも虫や糸くずが飛んでいるように見えます。それが飛蚊症として自覚されます。片眼にして見ることが大切です。

治療法は?
飛蚊症には生理的なものと病的なものがあります。歳をとると髪の毛が黒から白になるように、ゼリー状の透明な硝子体も濁り、飛蚊症の症状をもたらします。若い人でも近視の強い場合には、飛蚊症の症状をもたらします。これらは、生理的な飛蚊症です。
この濁りは吸収されることはないので、濁り自体は消えませんが、次第に気にならなくなります。
病的なものには硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)・網膜裂孔(もうまくれっこう)・網膜剥離(もうまくはくり)など放っておくと失明にいたる病気のサインであることもありますので、症状を感じたら早めに眼科で相談し、検査を受け、医師の指示に従ってください。
早期発見・治療があなたの尊い目を守ることとなります。

白内障って?

白内障は、水晶体(カメラに例えるならレンズ)が、加齢により濁る状態です。個人差がありますが、髪の毛が白髪になるよう全員に起こります。70代で90%、80代で100%です。症状は、かすむ、まぶしい、見づらいなどです。残念ながら目薬では治りませんので、不自由があれば、手術をお勧めします。

緑内障って?

緑内障は、視神経が障害され、見える範囲(視野)が狭くなる病気で失明原因の第一位です。原因の一つに眼圧(眼の硬さ)上昇があげられます。視野が狭くなる病気ですが…中心部分は末期まで維持される事が多いため、視力検査では発見できません。また人の眼は無意識のうちに見えない部分をお互い補うため、かなり進行するまで自覚しないのが現状です。日本人の40歳以上で20人に1人が緑内障であること(その80%の人達は気づいていない事が分かっています)、治らない病気であることを考えると…健康診断(眼も)を積極的に活用し、少なくとも年に一回は眼科の定期的検診をして早期発見、進行を抑制する早期治療が大切です。当院では、通常の視野検査機器以外にも、早期発見するための画像診断装置を完備しておりますので、お気軽にご相談ください。残念ながら、視神経が障害される緑内障を改善、完治させる治療法は今のところありません。早期発見と進行抑制の治療があなたの尊い目を守ることとなります。主な治療法は、点眼薬や内服薬などの内科的治療です。レーザー治療や手術などの外科的治療があります。外科的治療は適正時期に行う事が大切です。